実力もないのにガタガタ文句言ってる若造が「夢、死ね!」を読んだ結果

公開日: : 最終更新日:2015/02/11 書評

星海社新書から出ている、中川淳一郎さんの「夢、死ね!」を読みました。
それにしても、「夢、死ね」ってすごいタイトルです。なんだか毒っ気がすごくてビックリしますが、裏表紙の著者略歴に著者の中川淳一郎さんの口癖が「うんこ食ってろ!」であると書いてあったのを見て、なぜか安心しました。

で、だ。
この中川さんという人が面白い人なんですよ。

一橋大学を卒業したあとはしばらく博報堂に勤めていたものの、28歳のときに「好きでもないおっさんの出世のために毎日あくせく働きたくない!」「おれはきっと出世できないが、窓際族にはなりたくない!」と悟り、退職を決意。

その後はしばらくの間、ほぼ無職のフリーライターになるのですが、頼まれた仕事をこなしていくうちにテレビブロスの編集長やネットニュースサイトの編集長になりました。2009年に「ウェブのネガティブなことを書けばウケるんじゃないか」と、「ウェブはバカと暇人のもの」を書いたのが当って有名になり、仕事も増え、好きなことも出来るようになったぜ。ガハハハと言う経歴の持ち主です。

「夢、死ね!」の発行記念対談では、編集の今井雄紀さんと一緒に全裸になったりと、体を張ったこともしております。

ガタガタ言う前にカネを稼げ!

「夢、死ね」の冒頭に、こんなエピソードがあります。

先ほど書いた通り、中川さんは博報堂を辞めてしばらくの間、ほぼ無職状態のフリーライターでした。ですが、彼は依頼された仕事を断ることなく地道にやり続けていったのでだんだん周りからも信用されるようになり、ついにはニュースサイトの編集長を任されるようになったのです。

その日暮らしの貧乏ライター生活を乗り越えた頃、中川さんは知り合いの知り合いから「雑誌を作る夢」を抱く、3人組の若者を紹介されました。

3人ともその時点では仕事がなかったし、中川さん的にもネットニュースのライターが欲しかったところだったので3人に仕事を与えることに。中川さんは、今の時代に新しく雑誌を作るのはイバラの道だけど、実際にライターとして記事を書く経験を積むことは雑誌を作る上でも役に立つだろうと考えていました。

ところが、いざ採用が決まると、
「つまんねえ仕事を振られちまったぜ!ファッキンシット!」とでも思ったんでしょうね。自身のブログに

「クリエイティビティを犠牲にしてでも、カネのためにやりたくもない仕事をやらなきゃいけないのか・・・?」
「中川はカネにクリエイティビティの魂を売った卑怯者だ」

などと言ったことを書くものが表れたのです。

結局中川さんは「そんな風に言ってる奴らと仕事したくないわい!」とブチギレ、結局その3人も仲違いをしてしまったようで空中分解。夢はおじゃんになりました。せっかくのチャンスをみすみす逃してしまったのです。これはもったいない。

そんな訳で、

はっきり言って、仕事がない時に仕事を選ぶのはバカである。何があろうとも降ってきた仕事はやらなくてはいけないのだ。仕事をやればやるほど別の仕事に繋がる道が拓けてきて、それが将来の目的達成に大いに役立つのである。だから言いたいのだ。

まずは稼げ!ガタガタ言うな!
オッサンをナメるなよ!

ということなのであります。

ガタガタ言ってる場合じゃねえ!

この若者の話、僕も似たようなことを思ったことがあったのですっごく刺さりました。僕もライターのバイトをやっているのですが、そこの仕事が正直言って結構辛いんですよ。

さらには、僕も文章を書くのが好きな僕が、「ライター」に向いてなかった理由という記事で、

自分の意見を言いたいだけの人に「ライター」は務まらないのです。自分にお金をくれる人たちと一緒にどんなものを作っていくかすり合わせないといけないので、やっぱりお互いの価値観が合ってないと辛いです。

みたいなことをゴチャゴチャ書いてます。
件の記事は、今読んでも「向いてなかった理由」の考察としては妥当だろうとは思います。ですが今は、中川さんが言うとおり、「お金のため、経験のために仕事をする」ことも必要なのではないか。という気持ちになってます。

僕は別に雑誌を作りたいとは思ってないし、将来ライターで食って行きたい人でもありません。特にやりたいことが決まってないクソ大学生。世間知らずの若造です。

そんな僕が「これは僕がやりたかったことではない!」とか言ってたら、将来いざやりたいことが見つかったとき・就職したときにもまた、「これは僕がやりたかったことではない!」と、退職・転職を繰り返し、何者にもならないまま終わってしまそうです。だからこそ、せっかく見つけた仕事を「価値観が合わない」から辞めてしまうのはもったいない気がしたんです。

少しくらい合わないところがあっても、なんとか折り合いつけてやってみよう。
そしたら何か見えてくるかも。と思えるようになり、なんというか少し成長した気がします。

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