大学受験は時間との戦いなので、計画を立てなきゃ勝てませんよ
これは何事にも言えることですが、目標があるのに計画がないのは非常に危ないです。失敗する確率が極めて高まります。どんなにずさんな計画でもまるで無いよりはマシですが、どうせなら良い計画を立てましょう。
目標はスマートに建てる
目標を建てるときには、SMARTな目標を立てよ。という指針があります。SMARTな目標とは、
Specific = 具体的、わかりやすい
Measurable = 計測可能、数字になっている
Agreed upon = 同意して、達成可能な
Realistic = 現実的で結果志向
Timely = 期限が明確、今日やるなど
の頭文字から付けられたもので、良い目標=成功する人が立てる目標はSMARTであることが多いです。
あなたの最終目標が志望校に合格することだとすれば、そのために必要な能力を考え、それを修得するためにはどうすれば良いのかを考えましょう。独学の場合、必要な参考書は何かを考えてください。
英語であれば、
・単語力
・文法問題を解くための文法知識
・長文読解をするための文法知識
・長文を読み続ける体力
・試験問題を解ききる速読力
・消去法などのテクニック
を身につけるために必要な参考書を、ノートか何かに片っ端から書き出していくんです。使うべき参考書は、各種ブログや「勉強方本」で紹介されているのを参考にしても良いですし、Amazonのレビューを見て決めてもいいと思います。
あとはもう、どの参考書をいつまでに終わらせるか、月ごとに決めるだけ。7月は何やる、8月は何やる、と、ノートに書き出していきましょう。
1冊か2冊、参考書を最後まで終わらせることが出来れば、自分がどれくらいの分量の参考書をどのくらいの期間で消化できるのか大体想像できるようになってくるはずなので、1日ごとに何をどれくらいやればいいかも大体検討がつくようになってきます。
予定通りに行かないのが当たり前
受験勉強を進めていくと、当初の見通しが甘々だったことに気付く場面が出てくるはずです。いくらSMARTに立てた目標でも、はじめの計画通りに行くことなんてまずありません。
このままじゃ計画通りに行かないぞ!と気づいたときには、
①計画を先延ばしにする
②やる必要のない参考書を削る
③勉強時間を増やして乗り切る
④志望校(最終目標)を下げる
という、4通りの対処法があります。
①の先延ばしは、受験までの残り時間がまだまだあるぞ、という場合には非常に有効ですが、後になって勉強することが増える危険があります。
どのように対処しても良いんですが、計画通りに行きそうにないことが判明した場合、必ず計画の練り直しを行ってください。計画を練り直すのは悪いことではありません。僕は毎月練り直してました。要は、最終的に帳尻があえばいいんです。
ToDoリストは毎日作る
朝起きたら、とりあえず机に向かって、その日にやるべきことをノートに書き出しましょう。その辺のノートを使っても良いのですが、ほぼ日手帳のカズンサイズ(1番大きいやつ)を使うと、たくさん書き込めるので楽かも知れません。スペースがあまるより、スペースが足りない方が問題です。
なんらかの予定があって勉強が出来ない日であっても、「富士急に行くから今日はオフ!」くらいは書いてください。ノートに予定を書くことを、1日の初めに行う儀式にしてしまうんです。
性格にもよるかも知れませんが、ToDoリストは基本的に、「めちゃくちゃ頑張ればなんとかなる」「これくらいやれればサイコーだぜ」くらいの気持ちで決めていった方が良いです。
例えその日1日のことであっても、予定通りに行かないのが当たり前なんです。体調が急に悪くなるかもしれないし、意中の異性に突然デートの誘いを受ける可能性だってあります。
要するに、予定は崩れるに決まってるんです。だったら、最初の目標くらいは高く設定しておいて、万が一消化できれば儲けモン。全部は終わらなかったけどこれだけ出来たぜ、と考えた方がお得だと思うんです。
勉強時間をレコーディングしておく
勉強を始めたら、時間を計っておくとよいでしょう。
で、計った時間をToDoリストを書き出していったノートに時間を記録していくんです。
勉強時間が積もってくればそれだけ満足感も上がってくるだろうし、「昨日はこれだけやったのに今日はあんまり勉強できなかったなぁ・・・」ということも一目でわかります。
ですが、何より大事なのは、
ある課題を終わらせるために、自分がどのくらいの時間をかけているのか。を肌感覚で知ることです。
これが解ってくると、日々のToDoを立てる際に参考になるでしょうし、月ごとの予定を組むときにも参考になります。なので、勉強時間を伸ばすためだけにダラダラやるのは意味がないです。疲れたらさっさと休んで、気分転換をした方が良いでしょう。
これは僕が受験生時代に使っていたノートを写したものなので、参考にしてみてください。勉強中に気付いたこと・反省したことなんかを一言コメントのような形で書き残してました。あと、ToDoを全くこなせていないのがよくわかるかと思います。字が汚いのは我慢してください。
予定を書くために、普通のノートorほぼ日を勧める理由
今の時代、どうしてわざわざ紙媒体で記録をつけていかなきゃいけないんだと思う人が、中にはもしかするといるかも知れません。
確かに、スマホやPCがあれば、予定やToDoくらいは立てることが出来ます。ですが、スマホやPCを使って予定を書き出していくとなると、どうしてもネットサーフィンをしてしまう可能性が高まってしまうので、あまりオススメできません。
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