オリジナルのボードゲーム、「さいころ将棋」を発明しました
公開日:
:
最終更新日:2015/11/10
ゲーム
この間友人と遊んでいるときに考えたゲームなんですが、やってみたらめちゃくちゃ面白かったので、競技人口を増やすためにもルールを書いておきます。みんなもやってみてください。
ゲームの名前はさいころ将棋。
名前の通り、さいころと将棋を使って遊ぶゲームです。あり物の将棋セットとさいころだけあれば、いつでも遊べます。
かんたんに言うと、さいころと将棋を使って戦う将棋やファイアーエンブレムみたいなゲームです。
軍人将棋や、ヒストリエという漫画に出てくるマケドニア将棋なんかにも影響を受けたので、それらのゲームがわかる人ならより理解しやすいかも知れません。運だけでも戦略だけでも勝てない、抜群のゲーム性を持っているので、単純に面白いです。
駒の動かし方
実質の対局では、こんな感じで戦っていきます。
動かせるのは、1ターンに1駒ではありません。
駒の動きは将棋のイメージに近いです。
行動コストについては後述しますが、角飛車が動けるのも1コストにつき1マスのみです。無尽蔵には動けません。
細かいルールはこんな感じ
「さいころ将棋」と言っていますが、このゲームは将棋を一切やったことのない人間が作ったものなので、将棋のことは一旦忘れてください。
例えば、「2歩」みたいな概念はありません。
勝利条件
・相手の王将をとるか、首都を落とせば勝ち
用意するもの
・駒
(歩兵5、金将2、銀将2、弓兵2、王将、角、飛車)×2人分
※弓兵は香車を使用することを推奨
・将棋盤
・サイコロ
※1つでも遊べるが、4つ以上用意することを推奨
・首都用の目印になるコインなど
・あれば尚良し
→ついたて、行動コスト計算用のおはじき/コイン/ボタンなど
駒、首都の配置
・自陣の中なら自由における。
・ついたてなどで目隠しをして、相手プレイヤーには見られないように配置する。
・2人とも配置が終わったらゲーム開始。
陣の配置例①
配置の仕方は無限大ですが、基本的には首都や王を守りやすく置いておくのがよいでしょう。
陣の配置例②
相手の配置次第でゲームの流れは大きく変わります。
なので、相手の首都が右側に来ても、左側に来てもいいような配置をするとよいです。
行動コストの概念
・各プレイヤーは、ターンごとにサイコロをふる。
・出た目の数だけ駒を動かせる。
→同じ駒だけ動かしてもいいし、複数の駒を動かしてもいい。
・弓兵のみ、移動コストを消費して敵の駒を狙撃できる。
→戦闘のルールを参照
各駒の戦闘力一覧
・コマにはコマごとに、攻撃力・防御力がある。
さいころが4つあれば、計算の必要がなくなるのでおすすめ。
さいころが1個の場合は、戦闘力÷2×さいころの出目が戦闘力になる。
戦闘のルール
・相手の駒の位置まで移動可能な場所に自分の駒があれば、移動コストを1消費して攻撃を仕掛けることができる。
・自分の駒と相手の駒の戦闘力を比べて、数の大きい方が勝ち。
攻撃側が勝てば、防御側の駒をゲームから除外し、防御側の駒が元いた場所に移動させる。
防御側が勝てば、攻撃側をゲームから除外する。移動は起こらない。
引き分けのときは何も起こらない。
弓兵の狙撃
弓兵は、自分がいる場所から狙撃したい相手がいるマスまでの数の分だけ移動コストを消費し、狙撃を仕掛けることができる。
サイコロをふり、弓兵の目が敵側より大きかった場合、相手の駒をゲームから除外する。
相手の防御力は無視し、純粋に数字だけで決める。
弓兵が狙撃できる場所
例えば、行動コストの残りが「3」だった場合、狙える位置はこんな感じ。
弓兵が狙えるのは、弓兵自身がいる場所からみて縦・横・斜めのみ。
(チェスのクイーンor将棋の飛車角の動き方と同じ位置)
狙いの駒までの位置に他の駒がいても無視できるが、距離1にいる駒を狙撃することはできない。
攻撃時・防御時に関わらず、弓兵が他の駒と直接戦闘する場合は、歩兵と同じ扱いで戦う。
首都の攻防
サイコロをふり、攻撃側の目が防衛側より大きかった場合、勝利確定。
駒の攻撃力は無視し、純粋に数字だけで決める。
引き分けor敗北の場合は攻撃失敗。なにも起こらない。
行動コストがあまっていれば、もう1度攻撃できる。
※首都を弓兵で狙撃することはできない。
詰めさいころ将棋
最後に、詰めさいころ将棋のスライドを載せておきます。
この記事にもルールは記載してありますが、evernoteにルールだけ書いておいたので、活用してくださると幸いです。