LGBTを誇りに思う、という話について

公開日: : 最終更新日:2015/01/18 コラム


LGBTの祭典、TokyoSuperStarAwardsに行ってきた結果、色々思ったことがあったので書いておきます。

LGBTへの偏見

世の中には依然として、偏見があるのは事実なのだろうと思います。僕は当事者ではないので、実際のところLGBTの人たちがどんな風に辛い思いをしているのかはわかりません。

ですが、よく巷で聞く「LGBTであることを誇りに思えるようにならないといけない」みたいな意見には首をかしげたくなるんです。苦しい思いをしろ、とか、負い目を感じて生きていけ、みたいなことが言いたいのではありません。

LGBTになるのって、例えば親の育て方が悪かったからLGBTになるとかいうことはないわけで、基本的には生まれつきで決まるものじゃないですか。だとすれば、「生まれつき」で決まることを誇ることは、白人が白人であることを誇りに思ったり、ストレートの人がストレートであることを誇ったりすることと同じな訳ですよ。

負い目を感じる必要はないですが、アイデンティティの拠り所にする必要はないんじゃないですか、と言いたいんです。

逆差別みたいな問題もある

自分はLGBTだ。自分はストレートだ。
それは単なる趣向の問題であって、LGBTにもクソみたいな人はいるし、ストレートにもクソみたいな人がいる訳で、マイノリティだからって特別だと思わない方が良いような気がするんです。

ある人に「僕、ゲイです」と言われたら、僕は「あ、そうなんだ」としか思いません。僕がLGBTの人に出会ったとしても、その人自身が僕にとって面白い人でなければ特に仲良くなることはないはずです。

LGBTに限らず、自らのアイデンティティに悩んだ経験のある人は誰だって悩まなかった人よりは濃い人格に成長するはずです。そういう意味では、LGBTであることはある意味’有利’なのかも知れません。自分のアイデンティティを育てたバックグラウンドを誇りに思うっていう意味なら全然良いし、「誇りに思える世の中」になればいいね、と言っている人たちはそういう意味で言っているのかも知れません。

ですが、「LGBTに理解があります」という顔をしている人が「ゲイの人には面白い人が多い」みたいな話をしているのを見ると、いや、ゲイにだってツマラナイ人はたくさんいるんじゃないのって思っちゃうんです。ツマラナイ人は表に出てこないか、カミングアウトしてないだけなんじゃないでしょうか。

僕はどうしても、LGBTなんてわざわざ誇らなくても良いから、で、お前は何者なの?ってことに目を向けるべきだと思ってしまうんです。当事者はどんな風に考えてるんですかね。気になります。とりあえずこれ読んでみようかな。

pc用

pc用

pc用

カレーのブログをはじめました

新しく、カレーやスパイス関係の記事を書いていくスパイスボーイというブロ

牛乳瓶のフタ本位制経済の成立と崩壊までの全記録

僕は小学生の頃、牛乳瓶の蓋本位制の貨幣システムを発明しました。

じっと座っていられない人のためのマインドフルネス入門

マインドフルネス、足りてますか? 数年前からマインドフルネスって

ゲームアプリをリリースして初日に、AppStoreのランキング29位まで行きました

この度、相棒ざきよしちゃんと一緒に作った、激ムズ系ドット絵アクショ

将来総理大臣になったときのために、マニフェストを考えてみました

現実社会に投票したい政党が全くないので、自分なりにマニフェストを考

→もっと見る







  • すいそです。
    ほめられて伸びるタイプです。

    猿の惑星と、家畜人ヤプーと、
    マンアフターマンが好きです。

    訳の分からないことを、
    訳の分からないままにしておくのが嫌いです。

  • follow us in feedly
PAGE TOP ↑