Androidで遊べる「マケドニア将棋」のアプリを2つ発見しました
Google Playにマケドニア将棋のアプリがありました。ヒストリエの7巻にオマケで付いていたマケドニア将棋のセットを紛失してしまったのでしばらくやっていなかったのでありがたいのですが、著作権的にどうなんでしょうか・・・。
マケドニア将棋とは
古代ギリシャのマケドニアでエウメネスが発明した将棋です。寄生獣の作者である岩明均先生が描いている「ヒストリエ」という漫画に書いてありました。
「マケドニア将棋」というだけあって、ルール的にも将棋に似ています。チェスとも似ています。
古代ギリシャ時代に作られたという設定のゲームなので、ふつうの将棋とは違って重装歩兵とか弓矢兵なんかがいます。他には、歩兵、騎兵、将軍、弓矢、王子に王将がいます。
1弓騎将王子将騎弓
2歩歩重重重重歩歩
3
4
5
6
7歩歩重重重重歩歩
8弓騎将子王将騎弓
盤面にはこんな感じで並べて、3より先が相手の陣地。6より手前が自分の陣地です。歩兵や重装歩兵は、相手の陣地に入ったら成ることができます。将棋と同じです。
弓矢兵は、チェスのクイーンみたいな動きをする「矢」を放つことができます。放たれた矢は、それ自体が一つの駒になります。矢を失った弓兵は無力ですし、放たれた矢はその辺に転がります。相手に取られることもあるし、自分で取りもどすことも出来ます。矢を取り戻すために1ターン使わなければいけないので、やたらめったら打てば良いというものでもないようです。バランスが取れていると思います。
弓矢兵の動きがややトリッキーですが、基本的にはチェスや将棋のルールをわかっている人ならすぐに慣れると思います。二歩がなかったりする分、もしかするとふつうの将棋より入りやすいかも知れません。詳しいルールは、これを読むのがわかりやすいでしょう。
アプリ版マケドニア将棋
Google Playには2種類のマケドニア将棋アプリがありました。いずれも無料です。画像を押すとアプリのページに飛びます。
2014年1月4日にリリースされたやつです。コンピュータとも対戦ができるみたいですが、「待った」機能はありません。駒や盤面の質感は微妙ですが、コンピュータと戦うのが楽しいです。
2011年12月24日に出たアプリです。コンピュータとの対戦は出来ませんが、「待った」機能が搭載されており、対人戦ではこちらの方が遊びやすそう。駒の感じはこちらの方が良いです。
現在では、おまけ付きの単行本が在庫切れになってしまったようなので、これからマケドニア将棋で遊びたいと思った人はアプリで楽しむか、駒を自作する他ありません。一長一短な両アプリですが、マケドニア将棋は素晴らしく良く出来たボードゲームですから、両方とも入れておいて損はないと思います。