インド・カシミール地方のマトンカレー、「Aab Gosht」の作り方
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最終更新日:2015/04/17
カレー
「Aab Gosht」を作りました。
カシミール地方の料理で、羊肉を使うためカシミールマトンカレーとも呼ばれているようです。
ただし、銀座のデリーなどにある「カシミールカレー」とは別物です。というか、そもそもカシミール地方には日本で知られているような「カシミールカレー」というものは存在しません。ナポリにナポリタンがないのと似ているかも知れません。
で、本場のカシミールマトンカレーはこんな感じ。
英語ですが、作業の工程を撮影した動画です。参考にしてみてください。
牛乳とバターをふんだんに使うので、とっても濃厚クリーミー。唐辛子はまったく使わないか、使っても少量でOKです。どちらかと言えば、カレーと言うよりシチュー寄りな料理かも知れません。スパイスがマトンの臭みを和らげてくれるので、マトンに苦手意識がある人でもこれなら食べられるのではないでしょうか。
僕は小豆と玄米の酵素ご飯に合わせましたが、フランスパンなどをひたして食べても美味しいと思います。
Aab Gosht(カシミールマトンカレー)のレシピ
僕はこんな感じで作りました。
調理器具
・鍋1
・鍋2(圧力鍋がオススメ)
・フライパンor小鍋
材料(4人前)
A
・食べやすい大きさにカットしたマトン肉 500〜800g
・にんにく 6かけ
・しょうが すり下ろし 大さじ1杯
・塩 少々
・水 適量
B
・たまねぎ すり下ろし 2/1個分
・ベイリーフ 3枚
・カルダモン 4粒
・水 少量
C
・牛乳850cc
・カルダモン 4粒
D
・シナモンの木
・クローブ 3粒
・唐辛子の輪切り 小さじ1杯
E
・バター 大さじ1〜2杯
・塩 適量
作業工程
① 材料Aを、鍋1に入れて下茹で。肉の色が変わってきたら、肉だけを皿かボウルなどに移す。残った水は捨てる。
② フライパンか小鍋に材料Bを入れて煮込む。ある程度煮詰まってきたら、ボウルなどによそっておく。その際、香辛料のたぐいは取り除いておく。
③ 材料Cを鍋2にいれて、牛乳の量が半分くらいになるまで煮込む。
④ 牛乳の量が半分くらいになってきたところで、材料Dと取り分けてあった肉を入れ、肉が柔らかくなるまで煮込む。圧力鍋があれば早い。
⑤ 材料Eを入れる。
これで完成です。
時間は多少かかりますが、煮こむだけなので調理自体はかんたんです。
尚、こちらのレシピは「India: The Cookbook」を参考にしました。
前編英語ですが、インド料理を極めようと思ったら避けては通れないレシピ本だと思います。「India: The Cookbook」については、別の記事でレビューしているので、興味のある方は合わせて読んでみてください。