新宿でインディアンチャイニーズを食べてきました。
新宿にある「コチンニヴァース」というお店は、インド風中華料理を食べさせてくれる珍しいお店です。
インド人は中華が好きです。
たぶん中華料理屋って世界中のどこにでもあると思うんですけど、今年の2月頃インドへ行ったら、町中に中華のお店がかなりたくさんあってびっくりしました。
ほとんどのレストランでは、標準的なインド料理に加え、中華料理も出しているんです。
日本人が外国の料理を自分たちの好みに合わせてアレンジするように、インド人は中華料理をインド風にアレンジしました。
中華料理とインド料理では、使われるスパイスがかなりの部分で被っているので、中華を受け入れる土壌が整っていたのだと思います。それに加え、日本がそうであるように、インドも地理的に中国と隣同士ですし、中華料理が国民食になっているのもうなずける話です。
さて。
そんなインド風中華料理ですが、日本で食べる機会はそう多くありません。日本には多くのインド料理屋や中華料理屋がありますが、インド風中華料理を出している店は滅多に見つからないからです。
そういうわけで、今回コチンニヴァースへ行って勉強してきました。
西新宿五丁目が最寄りなので、新宿から歩くと少し遠いのですが、こじんまりとした街の食堂といった風情で好感が持てる店構えでした。僕が食べたのは「チキンカレー」「パラタ」「たまねぎのパコラ」「マトンビリヤニ」「ヨーグルト」です。
順番に説明します。まずは最初の「チキンカレー」から行きましょう。コチンニヴァースでは、南インド料理とインディアンチャイニーズを食べさせてくれるということで、チキンカレーもやっぱり南インド風でした。さっぱりしていて食べやすいんです。本当はご飯に合わせた方がいいのかも知れないのですが、僕は「パラタ」という、インドのチヂミ的なパンに付けて食べました。パラタは、チャパティにギーと呼ばれるバターのような油を練り込んで作るので、香ばしい味わいが特徴です。
パコラは、香辛料が食欲をそそる、インドの天ぷらです。玉ねぎの甘みと中に入っているチーズがジューシーで、非常に美味。ビリヤニはカレー味の炊き込みご飯で、インドでは主に、お客さんが来た時のおもてなし用に作られるごちそうらしいです。ヨーグルトで口直しをしながら食べます。非常に美味です。
全体として、コチンニヴァースからは「ていねいな仕事をしているな」という印象を受けました。カレーマニア以外にもおすすめのお店です。機会があれば、是非訪ねてみてください。
スパイスの奥深さに引き込まれることうけ合いです。
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