イケダハヤト氏の「武器としての書く技術」を読みました。

公開日: : 最終更新日:2015/02/11 ブログ運営, 書評

イケダハヤト氏の、「武器としての書く技術」を読みました。
「書く技術」なんて言ってますが、この本は文章を上手に書く方法についての本ではありません。ブログを書く技術についての本です。

人に読まれない文章は悪い文章である

今の時代、文章を書いた場合にはそれをWeb上に上げるということが基本になっている訳です。読者は、限られた時間で出来るだけ有意義な、面白い記事を読みたいと思っています。「てにをは」に気を使う、レトリックを工夫するなど、美しい文章を作ること以上に、そもそも記事を読んでもらわないことには始まらないのです。

文章の作り方、テクニック的なコツはもちろん大切です。ところが、実際には内容が面白くないことには、いくらテクニックを凝らしたところで意味がないんですよね。

じゃ、「面白い文章」を書くにはどうするか。
答えはかんたん。

叩かれることを恐れず、自分の思ったことを素直に書いていけばいいんです。

誰も傷つけないテキストは、誰の心にも刺さらない

イケダハヤト氏は、しょっちゅう炎上しております。イケダハヤトは馬鹿だ、などと散々叩かれています。

「イケダハヤト」でGoogle検索をかけると、オモコロのヨッピーさんが書いたイケダハヤト氏が全クリエイターに対して宣戦布告を開始という記事が1ページ目にくる始末。

正直、この件に関して僕はヨッピーさんに同意したい部分もあるのですが、はっきり言って意見に賛成出来るか云々ってのはどうでも良いことなんですよ。意見が正しいとか、正しくないとか、そんなことはどうでも良いんです。

叩かれるような記事を書くことについて、イケダハヤト氏はこんな風に述べています。

誰も傷つけない無味無臭のテキストは、誰の心にも刺さらないテキストです。文章を書いて、何かしら人の心に届かせたいと願うならば、誰かの目を気にしていてはいけません。一切誰も傷つけたくないと思うのならば、刺激的で面白く、価値のある文章を書くことは難しいでしょう。

なんという豪傑!
要するに「ビビってないで書きたいことを書け」ってことで、僕もその通りだと思います。

みんながみんな、おんなじような意見しか言わない空間なんて面白くないですよ。同時に、みんながみんな賛成できる意見なんかにも大した価値はないです。

ピーター・ティールも言っているように、新しい価値を生み出すのは「世の中のほとんどの人はXを信じているが、真実はXの逆である」みたいな主張をすることなんです。

書きたいことを書く

実社会には「和を持って尊しとなす」式の、同調圧力があります。
そのため、他のみんなと考え方が違う人は必ず損をします。ガマンしなきゃいけないことが多すぎるんです。

ブログの世界は違います。ブログの世界は自由なんです。誰かに気を使って、言いたいことをガマンする必要はありません。

会社や学校と違い、ブログでは、個性的であることが許され、さらには歓迎されます。ここでは空気を読む必要などありません。
ブログを書き、まずは自分が「すぐに賢者の皮をかぶろうとする、へっぴり腰の臆病者」であることに気づきましょう。そして、その臆病と戦い、希薄になった自分を取り戻していきましょう。これこそ、ブログを書く最大の目的です。

バカだと思われたって良いから、自分の感覚に従って思ったことを素直に書いていく方がいいってことですね。
僕も変に気を使ったりビビったりせず、どんどん書いていきます。

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