バンコクのシーク教寺院でカレーを恵んでもらいました。
バンコクのチャイナタウンにあるインド人街に、「gurdwara sri guru singh sabha」というシーク教のお寺があります。ずいぶん前にロケットニュースで取り上げられていたのを見て以来、行きたいなあ行きたいなあと思っていたお寺です。
シーク教は旅人や貧乏人に優しいので、お寺に行けば毎朝ターリー(カレー定食)を無料で食べさせてもらるえるんですよ。
タイのカオサン辺りで沈没してる気合の入った連中の中には、なるべくお金を使わずに飢えをしのぐためにこのお寺に通って食事をとっている人もいるようです。
僕はそれほど気合の入ったバックパッカーではありませんが、僕はもう、カレーが好きで好きで仕方がないんですよ。完全にカレー中毒のスパイスジャンキーですから、タイに行くなら是が非でもこのお寺に行きたかったのです。
カレーをもらうまでの流れ
門をくぐってお寺に入ったら、奥のほうある受付みたいなところに靴を預けてターバンを借ります。
そしたら一応、4階に行って少しお祈りをしましょう。とりあえず前に出て土下座してください。僕が行った際には、説教をまじめに聞かない人は大抵、土下座で済ましていました。土下座が済んだらいよいよカレーを食べましょう。食堂は2階です。
もらえるカレーはこんな感じ。チャイもくれます。もちろん全部無料です。食べ物はビュッフェ形式で、好きなものを好きなだけ取って食べます。僕が行った日は、ご飯は豆ごはんだったのですが、もしかすると日によって変わったりするのかも知れません。当然おかわりもし放題ですが、残すのは普通にマナー違反なので、自分の胃袋と相談して食べ切れる量だけ取るようにしましょう。
僕が特に気に入ったのは、右側に盛ってある豆のカレーです。僕は2回おかわりしました。スパイシーかつジューシーで、癖がないので日本人好みだと思います。真ん中のは、揚げた芋みたいなのが具として入っている酸っぱいカレー。料理名は不明です。その辺のインド人に、これはなんて料理なの?と聞いてみたのですが、「ん…?あぁ、カレーだよ」と言われました。さすが。
左の白いのはデザート。タピオカが浮いてます。神保町のにも同じ奴がありました。沖縄のちんすこう的な茶菓子も美味しかったです。
ベジタリアンメニューしかありませんが、お肉がなくて物足らない…ということになることは、おそらくないと思います。宗教的な理由でベジタリアンか多いインド人は、肉や魚抜きで満足できるようなカレーを何千年も磨き続けてきました。そのため野菜や豆だけですが、大満足間違いなしのカレーが作れるのです。
お寺へのアクセス
Siri Guru Singh Sabha Bangkokは、チャイナタウン近くのインド人街にあります。
地図で言うとここらへん。カオサンからも割と近いです。
具体的な住所はこちら。タクシーなりトゥクトゥクの運転手に見せてください。タイではシーク教をシクと発音するので、それも覚えておくとよりスムーズかもしれません。
お寺の名前 | Siri Guru Singh Sabha Bangkok | ศรีคุรุสิงห์สภา กรุงเทพฯ |
住所 | 565 Chakraphet Road, Pra Nakorn Bangkok 10200 – Thailand | 565 ถนนจักรเพชร เขตพระนคร กรุงเทพฯ 10200 – ประเทศไทย |
お寺の公式サイトもあります。シーク教の歴史やなんかも学べるので、興味がある方は是非。
街中でフレンドリーに話しかけてくる人は大抵ろくでもないですが、ここはさすがお寺だけあって、話しかけてくれる人たちが皆さんやさしいです。インド人やインド系タイ人のおじさんから面白い話がたくさん聞けたりします。なんというか、やさしいきもちの大切さを改めて感じました。バンコクにはたくさんお寺がありますが、わざわざ行くだけの価値はあると思います。なによりカレーがタダだし。
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