山村の秋祭りに参加してきました。
昨日、山梨県は大垣外の秋祭りに参加してきました。
大垣内はJRの中央線+バスorタクシーに乗れば新宿から1時間半で行けるので、都内からのアクセスは比較的いい場所にあります。最近では高齢化と少子化がますます進んでいて、集落の人口減は村人たちにとっても深刻な問題になっているようでした。
今回は大学の課外授業の一環のような形で、日本の伝統的な村の伝統的なお祭を手伝いに行って勉強させてもらおう。という趣旨で行ってきたので、お客さんとして遊びに行ったわけではありません。
生憎の台風でしたが、お祭りは天気とは関係なく決行されました。
朝の9時に集合し、雨の中、慣れない山道につまずきそうになりながら山奥にある神社までの片道30分の道程を儀式用の祭具をかつぎながら登り、儀式を行ったのですが、あれはすごいもんでした。人が15人も入れば一杯になってしまうくらいの小さな神社だったのですが、窓から見える木々や神社の扉を開ける音が荘厳で、山岳信仰というかアニミズムというか、とにかく日本古来の神道文化を感じました。
儀式が終わると村へ戻り、獅子舞を見ます。
この辺りの獅子舞は中華街なんかでやっている獅子舞とは違い、1人が獅子のお面をつけて踊るため、「面風流」と呼ばれているそうです。それぞれの舞にはストーリーがあるようで、村の人が隣から解説をしてくれましたが理解できませんでした。
本来僕たちは焼きそばを作ったりしてお客さんをもてなすのが仕事だったのですが、台風の影響でお客さんがあまり来なかったため、ひたすらお喋りをしていました。
とある村人曰く、近年では獅子舞の舞手が減少しているので村の文化を残すためにみんな頑張っているが、少子高齢化や人口が都市部にどんどん流出してしまっている現状があるため、獅子舞の舞手だって当然少なくなるし、学校もどんどん潰れてしまった。若者や子どもが生活しにくい環境になりつつあり、ますます若者が寄り付かなくなる悪循環に陥っているそうです。
地方の集落はどこも人口減と高齢化に悩まされているのでこの村に限った話ではありませんが、大変な課題だと思います。
大垣外は東京からのアクセスも悪くないし、空き家があるならゲストハウスにしたり、企業のオフィスとして家を貸したりすれば人もある程度来てくれそうな気がします。インターネットと電気さえあれば、オフィスはどこにあっても仕事が出来る時代ですから、興味を持ってくれる人も多数いるんじゃないかと思うんですが、現実は厳しいのかも知れません。
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